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早速プティは電話をかけた。 「あ、もしもし。ピロネーア?私よ。今から大事な話があるから、シャボランドリーと一緒に私の家に来なさい。10分で来なさい。じゃっ」 電話をうけたピロネーアの母、ツベルクリンは思った。 (ピロネーアはこんな友達がいて大変ねぇ) 一応ピロネーアにプティから電話があったことを伝えると、ピロネーアは血相をかえて家を飛び出していった。 ピロネーアがシャボランドリーの家に着くと既に電話で知らせておいたため、シャボランドリーが待っていた。 「おぉ、シャボランドリー。さっき電話でも言った通り、プティは10分で来いって言ったらしい。あと2分で着かないとマズイぞ」 「わかってるよ。とにかく走ろ」 「あら、ちゃんと時間通りに来れたじゃない。まぁあがって」 プティに家の中に招き入れられた2人は、とりあえず時間に間に合ったことに安心した。 「話って言うのはこれのことよ。明後日から3日間、ガゼットマウンテンで行われるこの魔物狩りに参加するわよ」 「え~、あぶねえんじゃねぇの?強い魔物と戦うんだろ?プティは十分強いんだから1人で出ればいいじゃないか」 「ガゼットマウンテンの魔物は他の地域の魔物に比べて弱いらしいわよ。それに、優勝賞品のウィィンが絶対、絶対、絶対3つ欲しいの。1つはプレイ用でもう1つは予備、あとの1つは予備ね」 「ちょっと待ってよプティ」 シャボランドリーが弱弱しく言った。 「優勝賞品全部プティが貰う気なの?しかも2つは予備なんて。僕とピロネーアにも賞品頂戴よ~」 「わかったわよ。活躍したらあげる。じゃあ一緒に出場ってことでいいわね。てか、もう申し込んじゃったから。じゃあ明後日、頼りにしてるわよ」
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