3人が本棚に入れています
本棚に追加
最初の魔物にはすぐに遭遇した。
突然ピロネーアが持っていたレーダーがひかりだしたのだ。
ピロネーアがそのレーダーのひかっている部分を押してみると、「前方70mの場所にアイポがいます。アイポはうさぎのような外見で、得点は3ポイント」と言った。
ピロネーアがレーダーのあまりの高性能ぶりに感動していると、プティが銃を構えてうった。
70mも先にいるアイポ(魔物)を一撃で仕留めた。
ピロネーアとシャボランドリーは改めてプティの恐ろしさを知った。
そんなこんなでプティの大活躍でアイポを倒していき27ポイントになった時、今度は新しい魔物が現れた。
「西に57mのところにテポドンがいます。テポドンは熊のような外見で、得点は95ポイント」
これを聞いたプティは興奮して言った。
「95ポイントって一気に今まで稼いだポイントの3倍は稼げるわねぇ。ピロネーア、シャボランドリー行くわよ」
シャボランドリーも少し興奮していた。
(強い魔物ってことはようやく僕のイェップ・カルストが使えるかも)
ところがピロネーアはプティに反対した。
「おい、プティ待てよ。こんなにポイントが高いんだ。絶対危険だよ。もっと経験を積んでからにしないか?」
「あら、ピロネーア。私に不満があるの?」
「あぁ、おお有りだ!行くならプティ1人で…」
バァン!
ピロネーアが話している最中にプティはピロネーアの額を撃ち抜いた。
「うっさいわねぇ。今の私は無敵なの!」
ピロネーアは口をパクパクさせていたが、ぐったりとして動かなくなってしまった。
その光景を見ていたシャボランドリーは恐怖を感じずにはいれなかった。
(僕も殺られる!?いや、僕にはこのイェップ・カルストがある。武器を持ってなかったピロネーアとは違う。大丈夫)
何とか自分に言い聞かせて落ち着いた。
プティはというと、何もなかったようにピロネーアが持っていたレーダーを拾って、「シャボランドリー行くわよ。テポドンを倒して優勝に一気に近づくわよ」と言った。
最初のコメントを投稿しよう!