開始

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最初の魔物にはすぐに遭遇した。 突然ピロネーアが持っていたレーダーがひかりだしたのだ。 ピロネーアがそのレーダーのひかっている部分を押してみると、「前方70mの場所にアイポがいます。アイポはうさぎのような外見で、得点は3ポイント」と言った。 ピロネーアがレーダーのあまりの高性能ぶりに感動していると、プティが銃を構えてうった。 70mも先にいるアイポ(魔物)を一撃で仕留めた。 ピロネーアとシャボランドリーは改めてプティの恐ろしさを知った。 そんなこんなでプティの大活躍でアイポを倒していき27ポイントになった時、今度は新しい魔物が現れた。 「西に57mのところにテポドンがいます。テポドンは熊のような外見で、得点は95ポイント」 これを聞いたプティは興奮して言った。 「95ポイントって一気に今まで稼いだポイントの3倍は稼げるわねぇ。ピロネーア、シャボランドリー行くわよ」 シャボランドリーも少し興奮していた。 (強い魔物ってことはようやく僕のイェップ・カルストが使えるかも) ところがピロネーアはプティに反対した。 「おい、プティ待てよ。こんなにポイントが高いんだ。絶対危険だよ。もっと経験を積んでからにしないか?」 「あら、ピロネーア。私に不満があるの?」 「あぁ、おお有りだ!行くならプティ1人で…」 バァン! ピロネーアが話している最中にプティはピロネーアの額を撃ち抜いた。 「うっさいわねぇ。今の私は無敵なの!」 ピロネーアは口をパクパクさせていたが、ぐったりとして動かなくなってしまった。 その光景を見ていたシャボランドリーは恐怖を感じずにはいれなかった。 (僕も殺られる!?いや、僕にはこのイェップ・カルストがある。武器を持ってなかったピロネーアとは違う。大丈夫) 何とか自分に言い聞かせて落ち着いた。 プティはというと、何もなかったようにピロネーアが持っていたレーダーを拾って、「シャボランドリー行くわよ。テポドンを倒して優勝に一気に近づくわよ」と言った。
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