缶蹴り
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「総司―っ!!!!」 俺としたことが、缶蹴りに夢中になるあまり、考えても見なかったが、 この暑さなら無理も無い。まして総司となれば……。 嫌な予感だけが頭を埋め尽くす。 俺の不注意でもしもそんなことになっていたのなら、腹を切っても償いきれない。 俺は方向も聞かぬまま、全速力で走り出した。
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