成長した彼等

5/64

30885人が本棚に入れています
本棚に追加
/933ページ
「凜の奴さー、最近冷たいんだよ……俺が部活帰りあいつの部屋に入ったら『臭い』っつて蹴飛ばすしよー…昔はお兄ちゃんって呼んでくれたのに今は呼び捨て……ああ、切なくなるぜ……!!!!」 智志がため息をつくと同時に、何かの影が翔と沙夜の目の前を横切る。 「キモいわ、クソ兄貴ッ!!!!」 「ごふっ!」 華麗な跳び蹴りが智志の頭に直撃した。 「り、凜…実の兄に対してドロップキックは無いだ…ろ……」 智志は痛む頭を押さえ、よろよろと立ち上がる。
/933ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30885人が本棚に入れています
本棚に追加