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「凜の奴さー、最近冷たいんだよ……俺が部活帰りあいつの部屋に入ったら『臭い』っつて蹴飛ばすしよー…昔はお兄ちゃんって呼んでくれたのに今は呼び捨て……ああ、切なくなるぜ……!!!!」
智志がため息をつくと同時に、何かの影が翔と沙夜の目の前を横切る。
「キモいわ、クソ兄貴ッ!!!!」
「ごふっ!」
華麗な跳び蹴りが智志の頭に直撃した。
「り、凜…実の兄に対してドロップキックは無いだ…ろ……」
智志は痛む頭を押さえ、よろよろと立ち上がる。
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