プロローグ

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翔は智志をチラリと見て言う。 「……まあ、指導する相手がこの問題児なら、先生達も沙夜に授業放棄してでも指導してほしくなるだろうな…」 「喧嘩売ってんのか…テメェ…」 また険悪なムードに成り始めた二人を見て優斗は疲れた表情で言った。 「なんで僕と智志、翔、沙夜は幼稚園からの幼なじみなのに、智志と翔だけこんなに仲が悪いのかなぁ…」 …そう、僕、智志、翔、沙夜は幼稚園からの幼なじみだ。 いつも四人一緒だった。 幼稚園の頃、智志が「何か」して遊ぼうぜ!と言ったら翔がその「何か」を考え、それをみんなで実行する。
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