プロローグ

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「あ…ゴメン」 どうやら考え事のせいで、ぼーっとしていたようだ。 「ねぇ、そういえば沙夜は?」 僕はふと、沙夜がいないことに気付き智志に聞いてみた。 「なんか他のクラスの男子に呼び出されてたけど…ま、あれだろ。決闘でも申し込まれたんだろ」 「…お前の脳みそには、うじ虫でも湧いてんのか?」 翔が可哀相な者を見る目で、智志を見つめなる。 「な…なんだよ…違うってのかよ!」 「…どこの世界に小学4年生の女子に、決闘を申し込む馬鹿がいると思っているんだお前は?」
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