プロローグ

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「…朝っぱらから何を変態発言しているんだ?」 唐突に後ろから聞こえて来た声に、優斗と智志は振り向く。 そこには呆れた表情の同級生、桂木 翔(かつらぎ しょう)がいた。 「あ、翔。おはよう」 「うーっす。翔」 それぞれの挨拶を聞いた翔は、おもむろに智志の顔をまじまじと見つめ始めた。 「なんか俺の顔に付いてんのか?」 「…ゴミが沢山ついてる」 「マジで!?朝、顔洗ってなかったからかなぁ…」 「もうこれ以上にないってくらいゴミがついてる。…目とか鼻とか口とか…」
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