ツンデレ怪力女とエセ関西弁とロリコン紳士

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あのオッサン、名前は確かグレス=…………なんとか。 グレスに連れられて、俺と凜はマージ村にやって来た。 マージ村は老人と子供が殆ど。 若者が居ないのは、出稼ぎに行った、または、遠い町に移住したのが理由らしい。 村は寂れた雰囲気だったが、俺と凜を歓迎してくれた。 グレスは何も分からない俺達を、不自然に思っていたみたいだが、家に泊めてくれた。 なんか、「二人共、記憶喪失だからって落ち込むな。なぁに、帰る場所が見つかるまでは、ここに居ていいんだよ」とか言ってた。 勘違いされてるみたいだが、まあ弁解する必要はないだろう。 この世界の事を何も知らないのは、記憶喪失とあまり変わらないしな。
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