プロローグ

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二人はさっきまでの喧嘩が嘘だったかのように思える程、何事も無かったかのように歩き出した。 「沙夜の影響力は凄いなぁ…」 優斗は関心しながら二人の後を追いかけた。 「はぁーー…」 そしてあれから15分程歩いて、学校に着き自分の教室に着くと同時に優斗は深いため息を付いた。 「おはよー優斗。どーしたのよ、そんな小学生らしくない長いため息付いて」 「あ…沙夜…おはよう」 優斗に挨拶をした女の子は姫野 沙夜(ひめの さや)。 とても可愛いらしい容姿の女の子だ。 目は多少釣り目であるが、そこから高圧的印象は感じない。 整った鼻や口、どのパーツも完璧なためか、非常に可愛い容姿である。 将来間違いなく美人になるだろうと大人達も言っているくらいだ。
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