俺の親父はとってもミニマム

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定治くんの将来について 案じる必要は無く、 問題なのは、 俺と定治ママのみの様だ。 「っと、ごちそうさま」 「おそまつさまでした」 カツ丼を喰い終わり、 俺は食器をキッチンまで 移動させる。 洗うのは後で良いだろう。 面倒臭いしな。 「さて、と。 今日は何か予定あるの?」 居間のテーブルに戻って 椅子に座り、俺は定治くんに 今日の予定を聞いてみた。 「特に無いかな」 「ならさ、 どっかいこうぜ。 例えば、そうだな、 いや、専業だっけか。 母さんが帰って来る迄には 家にいないとな?」 「ですね」 とすると、 近場で済ませるが一番か。 ……んー、思いつかない。 と思ってる間に思いついた。 「よっし! 父親に息子といえば、 キャッチボールしか 無いだろう! そこにある公園で ちょいと遊ぼうぜ!」 「良いですねそれ。 キャッチボールかあ、 僕、出来るかなあ」 出来なかったら、 他のにすりゃ良い。 別にキャッチボールじゃ なくても何でも良いさ。
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