利害と被害

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暗い城の中に一人の少年がたたずんでいる。 「赤瀬カケル・・・・」 遠くで雷鳴が聞こえる。 「お前が俺を殺すのは不可能だ。俺には最強の仲間がいる。なぁ、赤瀬王?」 「そうだな。王子」 少年に呼びかけられた男は静かに答えた。
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