利害と被害

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そのとき落雷が一瞬城の中を照らした。 そこには美しい金髪をなびかせ細身で長身の美少年の姿があった。 しかし姿ははっきりとしとおらず朧げだ。 「赤瀬王。なんでお前あんな弱い息子に負けたんだ?火口龍に殺されるような奴に」 少年は小さく馬鹿にしたように笑った。
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