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「……あんたねぇ、もしかしてまだ夢の中の王子様追いかけてるんでしょ?」
「夢じゃないよ!四年前、ちゃんと助けてくれたんだよ?顔までは覚えてないけど……」
「じゃあ絶対無理じゃん」
楓は呆れた顔をして言った。
「でもついさっきまで、またその夢見てたんだよ?きっと会えるよ……そんな気がするの」
春美が満面の笑みで言った。
「フフ、幸せものだね、あんたは。ま、それじゃあいつまでたっても彼氏はできないわね」
楓は笑顔で春美にキツい言葉を返した。
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