転入生
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「えっと……」 「私は安西。安西春美よ。よろしく」 「あ、よろしく」 もしかして結構いい人かな、と思ったとき、 「安西さん、悪いけど五百円貸してくれないかな?」 いきなりお金を借りようと頼んできた。 「……え?う、うん。いいよ」 「悪いな、今日財布持ってくるの忘れたんだ。明日絶対返すから、約束する!」 「うん……」
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