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俺は兄貴を追ってそとに出た。
するとそこには厳つい三人がいた。
なんかどっかでみた気が…
[おう、こいつは俺の弟]
[チャッス]
兄貴は俺を親指で指差しながら紹介した。
[よー、噂聞いてるぞ!すげぇんだってな]
赤のゼファーに横向きに座っている赤髪で襟足を伸ばした鬼ぞり坊主の人が笑顔で言った。
[花西の虎だろ?すげぇネーミング、ハハハッ!]
黒のマジェにハンドルに片足を乗せ、シートに寝ながら、茶髪でツンツンの人が笑った。
[本当に中三か?]
黒のCBXで直管マフラーに三段シートというモロ族車に寄っかかりながら、黒髪短髪の人が言った。
やっぱりどっかで…
[ほら、やるよ]
そう言いながらマジェに乗ってる人がタバコを投げた。
セッター…
あ!?
思い出した!!!!
二年前のあん時、コンビニの裏で誰かボコッてた人だ!
ってか俺が不良になるきっかけの人だ。
でも覚えてねぇよな。
[あの~、二年前会いましたよね?]
俺は問いかけた。
[え?…んー…どこで?]
[コンビニの裏で誰かボコッてましたよ]
[え?まさかあの時見てた少年か!?]
思い出したんだ!!
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