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[へぇ、たくましくなったな] マジェに寝ている人が言った。 [いいえ、そんな] [まぁ会えてよかったわ、花西の虎、じゃあな] そういってエンジンをかけた。 ブォォン! ブァーババブァーババ!ブォンブォン! さすがに単車二台とビック一台となるとすごい音だ、しかも一台は直管マフラーだ、相当うるさい、耳が引き裂かれるようだった。 [サース!] [おう、じゃあな] みんなが見えなくなってもアクセルミュージックはしばらく聞こえた。 俺は部屋に戻り、ベッドに倒れた。 ピンポーン その時家のチャイムが鳴った。 今度は誰だ? 俺は玄関に行き、戸を開けた。 ガチャ [今、大丈夫?] [梓…どうした?]
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