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[まぁとりあえず入れよ]
俺は梓を自分の部屋へ連れて行き、座らせた。
梓は元気なさそうな顔をした。
[どうした?そんな顔して]
[…うん]
[ん?]
[颯斗、今から言う事に反対しないで?]
[あ、ああ]
[うち、引っ越す事になった]
[…へ?]
なにも言えなかった。
[それだけ、じゃあね]
[おい、もう帰るのか?]
[あんまり颯斗と長く居ると…うち、帰れなくなるから]
そう言うと梓は帰っていった。
マジかよ…
せっかく記憶戻って…
一緒に入れるのに…
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