RESET

再会

通学路、生徒のほとんどが俺を避けた、俺がチラ見しただけでだいたいの奴は道をあける、しかしなんで不良が一人もあるいていないんだ？

その時だった。

[だーれだ♪]

可愛い声を背に俺は何者かに目を手で隠された。
んー…ん？

[梓？]

[ピンポーン♪]

と言って梓は俺の前に来た。
何度見ても可愛い。

[やっぱりなぁ]

[うちの声わかるんだ、てか昨日メールありがとう♪うちからメール送ろうと思ったんだけどね、なんか恥ずかしくて]

[恥ずかしいとかうける]
[うけるってなにーー、あ！それより昨日大丈夫だった？岩村君になにされたの？]

[ああ、凌とはあの後仲良くなったよ]

[え？なんで？]

[なんか陽平とタイマンはって、勝ったらお前なかなかやるじゃんとか言われて、仲良くなって、昨日は猛のうちで遊んでたよ]

[そうなのー？でも喧嘩したのに怪我してないじゃん]

[いやぁ、あいつの攻撃一発も受けないで俺が勝ったから]

[すごーい、颯斗くんって強いんだね♪]

[んなことねぇよ]
俺は照れくさそうに言った。

[だって羽柴くんって結構強いって噂だし、そんな人に勝っちゃうだもん、強いよ、うち、強い人好きだなぁ]
と、梓も照れくさそうに言った。

あー、マジ可愛い。