【直訴】

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エニグマ 「何故ですか議長!!!何故!何故。自分の意見を聴き入れていただけないのですか!!!!(怒鳴るように)」 アンヘル 「………前にも言ったはずではなかったかね、騎士団長エニグマ・ウェッジ君。我々から、もう亜人達には手を出さないと…」 エニグマ 「それが納得いかないのです!奴らは今でもこの地を奪い返そうと虎視眈々と狙っているのですよ!?奴らの冷酷さと凶暴性、傲慢さは、先の戦に参加した貴方なら分かるでしょうに!」 アンヘル 「……分かっているつもりなのだがな」 エニグマ 「ならば今すぐにでも奴らを殲滅すべきなのです!この大陸の権利を維持するためにも!!」 レイン 「いい加減にしろエニグマ・ウェッジ!議長が無理だと言われているのがまだわからないのか!!」 エニグマ 「黙れ女!軍人でもない貴様の意見など聞いてはいない!!俺は議長に話をしているのだ!!!」 レイン 「な………っ」 アンヘル 「そこまでだ。……これ以上私の前で下らぬ言い争いを続けて、ただで済むとは思うまいな…!(脅すように)」 レイン 「う……」 エニグマ 「ぐ………っ。俺、いや自分はこの大陸に住まう人民達のことを思い………」アンヘル 「勝手な亜人掃討の末に巻き添えを出しても、か?」
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