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エニグマ
「な……何故それをッ………!!(驚愕に満ちた声で)」
アンヘル
「浮遊大陸北部の都市戦。亜人達の報復と世間では言われているが……実際は騎士団の者が戦闘を扇動したと私は聞いている。まさか、騎士団長の君がそれを知らなかった、とでも言うつもりかね?」
エニグマ
「ッ…それは………」
アンヘル
「人民の犠牲には特に頭を悩ませている老人達が聞いたらどうなるか。……話はこれまでだ、立ち去りたまえ」
エニグマ
「チッ…………」
(レオナール踵を返し、部屋から出ようとする)
アンヘル
「……何故、私が亜人達を殲滅しないか…だったな。これだけは言っておく、戦争は憎しみを産み、憎しみは戦争を産む。その繰り返しだと、な」
エニグマ
「………貴方はお変わりになられた。剛毅(ごうき)かつ、邪魔者は徹底的に廃除する冷酷さを持ち合わせた、あの時の貴方はもういないのですね…」
(エニグマ、部屋を出る)
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