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梨奈「誰にも知られちゃいけない秘密?」
愛子「そうや、前にも話したことあると思うんやけど…この学校の保健室に霊道があるんや」
梨奈「あ、そういえば言ってたね」
愛子「せやろ?しかもここの霊道は一番霊力が高くて、一番霊が通る場所なんや…せやなぁ…東京で例えるんなら渋谷みたいな人口密度の多さが適するなぁ」
海兎「へぇ~かなりいるんだなぁ…それでそれで!」
愛子「まぁ霊力の高い霊道ゆうても普段は霊は行き来しないんやから人間にはあんまり害はないんやけどね、……ここからが本番や」
そう愛子が言いかけたその時
ドッォーーーン!!!!!
梨奈「きゃぁぁ!!?」
急な音に私は思わず近くにいた海兎に抱き着いた、彼も驚いた様子だったが抱き着いた私を抱き寄せてくれた。
海兎「なんだぁ!?今の音は」
海埜「…雷の音だよきっと近くに落ちたね」
愛子「……見てみ」
そう言って愛子は捲っていたカーテンをシャーッと開ける、三人はその言葉の意味が知りたい為窓の方に駆け寄るそして……
梨奈「うそ……」
海兎「マジかよ……」
海埜「…………」
愛子「あたしらは"零(レイ)"の領域にいつの間にか踏み込んでた……これが現実や」
四人が目にしたのは広い校庭に現れた黒焦げた"狐"の紋章だった。
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