2389人が本棚に入れています
本棚に追加
「言わない方がいいよ、
あの人、もの忘れ激しいから。」
上を見上げると、
口を塞いだのは真也だった。
私が『わかった』と頷くと、
手を離してくれて解放された。
薫「そうなのか?
昨日入学したのによく知ってるね。」
真「昨日、入学式の前に叫んで知らせてくれた先生いただろ?
あの人でさ、
入学式の後また会った時に話しかけたら、
遅刻しそうになってた俺等に声かけた事さえ忘れてたみたい。
んで知ったの。」
この学校は先生までもが普通じゃないのか…。
最初のコメントを投稿しよう!