第1話

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机には一枚のメモと高校までの地図らしき紙が置いてあった。 手紙には、 『お母さんはもう仕事に行くわね! 高校生活頑張ってー♪』 とだけ書いてあって、 地図には高校の場所に赤ペンで丸印が付けられていた。 なんて勝手な人なんだろう。 薫「嫌だなぁ…。」 ため息をつきながら家を出ると自転車にまたがって、 地図を見ながら出発した。 地図を見る限りそれ程遠くないらしい。 二駅分くらいあるけど、 近道をすれば自転車で充分。
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