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『………………。』
昼休み。
あたしはクラスで仲良くなった,
松本 結衣(まつもと ゆい。小さくてかわいらしい。色素の薄い短い髪にゆるふわパーマ。)と,
嵩深 梨緒(たかみ りお。スラッとした美人さん。漆黒のストレートロングが綺麗。)
と一緒にたわいのない話をしていた。
………していたんだけど…。
女「哲也く~ん!今日一緒に帰らな~い?」
女「え~?あたしと遊んだ方が楽しいって!」
女「だめ~!あたしだって遊びたいんだから!」
キャー キャー vV
『……うるさい。』
結「相変わらず哲君はモテモテだね♪」
梨「まぁ,あのルックスだし。しかも成績優秀。運動神経抜群。そりゃモテるでしょ。」
『あたしには理解出来ない。』
結「でもさっ!哲君に負けず劣らず亜夜もモテるよね~♪」
『はっ?勘違いじゃない?』
結「かわいいし~頭いいし~スタイルいいし~運動神経もいいし~哲君とお似合いだよ!!」
『冗談でしょ。あんな奴。』
梨「向こうは亜夜に気があるみたいだけどね。」
『ホントヤメテクダサイ。』
結「いいじゃん哲君!あたしもあんな人に好かれてみた~い♪」
『あんた彼氏いるじゃん。』
結「それは別だよ!亜夜は気になる人とかいないの~?」
『いない。前も言ったでしょ。』
梨「じゃあさ,好きなタイプとかは?」
『…………あたしより強い人。』
結「えー?亜夜より強い人なんているの~??」
梨「(笑)」
『いないんじゃない?だから好きな人もいないの。はい。この話は終わり!』
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