◇タィマン◇

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『ちょっとあんた。あたしとタイマンはって勝てたら仲良くしてやるよ。』 哲『まじ!?よっしゃ,やったるで!ちゃんと連絡先教えてな♪』 『言っとくけど…あたし男相手でも負けた事ねーから。』 哲『俺やって喧嘩負けた事ないで!ちなみにかわえぇ女の子に手ぇ上げた事もあらへんよ♪』 馬鹿じゃねーのこいつ…。女に手ぇ上げた事ないって……どーやってあたしに勝つつもりなんだよ。 哲『どっからでもかかってきぃや!』 『ふん。上等だ!』 そして─--------- 『…っ。は……はぁ…っ。』 こいつ…さっきから…… 『……っあんた…よけてばっかじゃねーか!』 哲『はぁ…亜夜サン体力あるなぁ…。俺もうくたくたや…。』 『ふざけんな…っ』 “空中二度蹴り”で意識飛ばしてやる!あたしのこの技くらって気ぃ失わなかった奴いねーし。もちろんよけた奴もいねー。 『覚悟しな!』 だけど哲はよけた…。左頬を少しかすっただけで。 あたしはその時初めて「負けた」と思った。 .
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