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『ちょっとあんた。あたしとタイマンはって勝てたら仲良くしてやるよ。』
哲『まじ!?よっしゃ,やったるで!ちゃんと連絡先教えてな♪』
『言っとくけど…あたし男相手でも負けた事ねーから。』
哲『俺やって喧嘩負けた事ないで!ちなみにかわえぇ女の子に手ぇ上げた事もあらへんよ♪』
馬鹿じゃねーのこいつ…。女に手ぇ上げた事ないって……どーやってあたしに勝つつもりなんだよ。
哲『どっからでもかかってきぃや!』
『ふん。上等だ!』
そして─---------
『…っ。は……はぁ…っ。』
こいつ…さっきから……
『……っあんた…よけてばっかじゃねーか!』
哲『はぁ…亜夜サン体力あるなぁ…。俺もうくたくたや…。』
『ふざけんな…っ』
“空中二度蹴り”で意識飛ばしてやる!あたしのこの技くらって気ぃ失わなかった奴いねーし。もちろんよけた奴もいねー。
『覚悟しな!』
だけど哲はよけた…。左頬を少しかすっただけで。
あたしはその時初めて「負けた」と思った。
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