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眩しい光がカーテンの隙間からさし、目に当たる。 あまりの眩しさと不快に目を覚ます。 夏でもないのに体が異様に熱かった。 風邪も勿論ひいていない。至って健康だ。 「…っ…」 背中に不快感を感じる。大量の汗がべっとりとシーツと服を濡らしていた。 肌がべたついてスースーする。 「最悪だ…」 体を起こすと軽い眩暈と頭痛が襲った。最悪には耳なりもする。 「約束ってなんなんだよ…」 同じ夢を二度も見ればこれがただの夢じゃないという事は明らかだった。 夢の少女は早く約束を思い出せと言っているのだろうか… だから同じ夢を見せてきたのだろうか… 「…て、まだ二回だからな。偶然だ。たまたまだ」 喉がカラカラなせいか掠れた笑みしか零れない。 「気にしすぎだ」 自己完結させ、俺は汗でべたついたシャツを脱ぎ捨てた。 朝にシャワー、なんて事は普段しないのだがさすがに今は浴びたい気分だ。 不快な汗と夢を、頭から爪先まで全身に洗い流したい。 しかし洗い流せたとしてもそれはほんの一瞬に過ぎない。 だってこの夢はこれで終わりじゃない。 …そう、俺はあれから毎晩同じ夢を見て、同じ夢にうなされ続けられるのだから…
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