‡新たな裏切り‡

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「泣くなって…」 「だって…」 「話ぐらい聞いてやるから…。とりあえず、学校は出よう?」 奈緒子に見られて、勘違いをされたくなかった。 奈緒子はそれでなくても、まだ不安が残っているはずだ。 俺が、どれだけ真美を好きだったか、知っていたから…。 「ありがとう…大和…」 泣きながら笑う真美の顔を見て、ドキっとした。 まだ真美に気持ちが残っていたことに、気付いてしまった。
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