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奈緒子は真美と同じ中3、生徒会長をしていた。
容姿端麗、頭脳明晰…そんな言葉がピッタリと当てはまるような人。
真美とは結構仲が良くて、事情をすべて知っていた。
「真美にやられちゃったね…。大丈夫?」
「大丈夫じゃないですね…」
「だよねぇ。でも…いい勉強になった、いい思い出ができたって割り切ってみたら?」
「割り切る?」
「うん。真美と付き合いたいと思ってる人は沢山いる…。でもみんな付き合えないんだよ。大和くんは付き合えた…ラッキー!って」
奈緒子は両手でピースを作り、左右に振った。
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