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「広すぎだよ…」
ゼノンは貰った地図を片手に10分ほど歩いていた
周りにも地図を見ながらウロウロしたり、歩き疲れたのか座り込む生徒がいる
「…ここかな?」
目の前に1-Aと書かれたプレートが下がった教室が見えてくる
中からは数人の話し声が聞こえる
ガラガラ
教室に入ると好きな席に座り他の生徒と話す9人の姿が目に入る、すると
「そんなとこに突っ立ってないでこっちに来て座れよ」
ゼノンがしばらく様子をみているとニコニコと無邪気な笑顔をした男子生徒が話しかけてきた
「ありがと、そうするよ」
男子生徒の言葉に従ってそのグループの輪に入る
「とりあえず新しい人も来たから自己紹介にしようか
じゃ、まずは俺からね」
話しかけてきた生徒が皆に促しながら自己紹介を始める
「俺はハイリック・ステラー、長いからハイルでいいぞ
属性とかはまだわかんないけど、雷がいいな」
ハイルは終始ニコニコで話し終える
見た目は金髪の短めの髪をツンツンさせて瞳も同じような金色、整った顔立ちをしたゼノンと変わらないくらいの身長だ
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