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その後二人は楽しく会話をした。
…といっても健二はしどろもどろだが……
「ねぇ健二？」
「は…いや、うん、なに？」
「今の私といつもの私どっちが好き？」
「ﾌﾞｩｩｩｩ！！」
健二は飲んでたビールを吹いてしまった。
えぇぇぇ！？
いや、どっちって言われても……
そりゃいつもの先輩の方が…しかしこういう先輩も捨てがたい………
うーん…………
どっちだ？……いや、どっちとかないんだろうな。
「…無理だよ」
「え？……」
「俺には選べないよ。俺はどの明日香も好きなんだ。どちらかじゃなくて全部。だからどっちかなんて無理だよ……」
「そう………残念。」
「へ？」
今残念って言ったよね！！！
「なんでもないわ。……でも、いずれ決めることになるかもしれないわぁ。」
「え……なんで…」
「ウフフ……なぁいしょ。さ、飲みましょ？」
「なんかうまく誤魔化されたような…」
でもなんなんだろ…
決めなきゃいけないなんて…
もしその時がきたら…俺は決められるのかな……
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