天国からの知らせ

第一話

９歳年上の彼と付き合い始めたのは、私が学生の頃でした。

地元から離れた学校だった為、寮に入っていました。

寮生同士は学校仲間とは別に仲が良く、
しょっちゅう遊んでいました。

出会い系で誰かが捕まえて来た人と、お互い仲間を呼び合って
男女それぞれかなりの人数で遊ぶ事も結構ありました。

彼との出会いはそんな中でした。

寮生ではないＡという女の子が出会い系で知り合った男の人(ユウキ)と遊ぶ時、
寮生の真奈美を連れて行きました。

そこで、ユウキと真奈美が意気投合。
付き合う事になりました。

ユウキには仲の良い遊び仲間のコウという人がいました。

ユウキと真奈美は、コウと寮生を呼んで一緒に遊ぶ事が多く、
ゆうきの家にみんなで泊まる事もしばしば。

そんな中、卒業も近付き最後のテストを残すのみとなる休日のある日。
私は、私と同部屋の美紀とカラオケに行く約束をしていました。

準備をしていると、美紀が突然、
「今日のカラオケ真奈美も入れて行かない？」と言い出しました。

私は真奈美とそんなに仲良くなく、
もちろんユウキ達との集まりにも参加した事どころか、
そんな集まりがある事事態知りませんでした。

私が返事を濁していると、美紀が「勝手に返事しといたよ。
なんかね、男の子も来るんだって」と、
みんなで遊ぶ事に決まってしまったんです。

「とりあえず先に行っててだって」という美紀に連れられて、カラオケの部屋に先に行って二人で歌っていました。