天国からの知らせ

第一話

カラオケも終わり、私とコウ以外はユウキの家に泊まるようでした。

私は寮に帰ろうとしたのですが、
ユウキに「おいでよ」
と誘われて、普段なら断って帰る所ですが、
なんとなく行く事にしました。

コウを家に送り、ユウキの家で普通に寝ました。

朝、アキは学校に行きました。
授業が無い私と真奈美はしばらくまったりしていました。

学校に行く時間が近付き、真奈美がシャワーをしている間、
初めてユウキとまともに会話をしました。
当時、失恋から立ち直れずにいた私は話を聞いてもらい
優しい言葉に心を開いてアドレスを交換してしまいました。

その後、ユウキとは個人的に会う仲に。

皆さんお分かりの通り、
ユウキはかなり遊び人なんです。
口も上手く、私もすっかり惹かれてしまいました。

が、ユウキの家に泊まった時に寮にいる真奈美からユウキに電話がありました、

今、二人でいるのは分かってる…と。
それからユウキと真奈美も別れ、

私もユウキとは切って、真奈美とも気まずくなりました。

しかも、ユウキには寮の中に本命の子が別にいたようでした。

それから数週間。
ほとぼりも冷めた頃、ユウキからメールが届きました。

『あの時はごめんな。紹介したい男がいるんだけど、どうかな？』

私は彼氏もいなかったし、軽い気持ちでオッケーしました。

『初めてみんなで会ったカラオケにいた、もう一人の男なんだけど覚えてる？』

とメールが来ました。

私は、まだ名前すら知らないコウからのメールでした。

それがコウとの始まりでした。