ある日の出来事

3/3
前へ
/4ページ
次へ
ここにいるわけにもいかず俺は勇気を振り絞り足を動かす だが奴はすぐに気付きこっちに向かって来た くそ、死ぬのかよ …最後に息子に会いたかったな そんな男の気持ちもわからず無情にも『虚無』は男がいた場所を削るように空間を消した 血と死体だけが残り『虚無』はその場所から消えた この惨劇があった場所は誰も近寄らない『絶望の国』と呼ばれるようになった
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加