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それはジルト主催の地獄の特訓の合間の事だった……
きっかけは休憩時間にルーが口にした一言。
頬を撫でる風が気持ちいい木陰で「すぐ戻る」とだけ言い、ジルトがどこかへ行ってしまった時だった。
「そういえば…ずっと気になってたんだけど、あんたとジルドっていつから知り合いなの?」
今まで聞かれた事の無い質問にケビンが面食らっていると、他の3人も反応してくる。
「確かに!
俺もずっと気になってた!!」
ベルとミーシャも目を輝かせ、ケビンを見てくる。
「う~ん……」
ケビンは天を仰ぎ、考える様に回想に浸っていく。
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