3530人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
―5年前―
ザクザクザクザク……
太陽の光がほとんど届かない森の中を幼き頃のケビンが歩いている。
腰には2本の剣を差しているが、11歳の少年が1人で森を歩くには些か軽装だ。
ケビンは道なき道を歩いているため目的地は分からないが、歩みに迷いは無く、どこかに向かっている事は見て取れる。
ザクザクザクザクザ、
不意にケビンは歩みを止め、視線を前方から横へと移す。
するとそこには一匹の魔物がいた。
最初のコメントを投稿しよう!