3531人が本棚に入れています
本棚に追加
「は?」
説明を求める様な声がジルトの口から零れる様に出る。
「ここは不思議な場所でね?
こんな森の中にあるのに全く魔物が近寄ってこない……というか近付けないみたいなんだ」
「あぁ、なるほど……ここは聖域なんだな…」
嬉しそうにケビンが言う事を聞いて納得した少年もぐるりと広場を見渡す。
「気にしていなかったが…ここは魔物が嫌う光の力が溢れてる」
「だけど周りは魔物だらけだから誰もこない、ここは僕だけの秘密の場所なんだ!」
今にも走り出そうな程元気良くケビンは言う。
最初のコメントを投稿しよう!