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「天の使者団としてお前を捕える。
だが抗う場合には消す」
ケビンは腰に差してあった剣を2本とも抜く。
「へぇ……やってみろよ」
しかし男は臆する素振りも見せず、ケビンを挑発する様にマントを揺らす。
「……消えろ」
ケビンは体勢を低くし、風を切る様な速さで男に近付く。
「その年で天の使者団だと言うから期待したが……残念だ」
男が独り言の様に言った直後、ガンッという音と衝撃と共にケビンの意識は暗闇へと堕ちて行った。
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