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「オレに出来る訳無い…」
視線を泳がせるケビンの顔をジッと見ながら男は自信に満ちた声で言う。
「お前なら出来る……否、お前しか出来ない」
「どうして?
どうして初対面なのに言い切れる?」
納得出来なさそうに眉を寄せるケビンに男が笑ったのが纏う空気で分かる。
「…………っ!」
抗議しようとケビンが男を見れば、そこにはいつか会った少年の成長した姿があった。
「久しぶりだな、ケビン。
俺を覚えているか?」
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