ワイン

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家に着くと、誰かが座り込んでいた。 俺は、急いで人の影がある所へ駆け寄った。 「カメっ!!」 「あっ、仁...」 「ゴメンな。 俺、自分のことばっか考えて、カメの気持ちなんか考えないでいて...」 カメの体を抱きしめたらものすごく体が冷たくなっていて、抱きしめる力を強めた。 「仁...くるしいよっ!」 「あっ、わりぃ お前、いつから家の前で待ってたんだよ。 家の中で待ってればよかったのに...」 「....だって、帰ってきたら一番最初に会っておめでとうって言いたかったんだもん/// それより、俺こそゴメン。 仕事優先で仁に会えなくて... だから、これからはちゃんと会いに行くから、だから、だから俺を嫌いにならないで....」 「バーカ 俺がカメを嫌いになるわけねぇだろ! こんなにも、好きで好きでたまらないのに/// だから、今度は俺からカメに会いに行くからな♪ さみぃし、中に入ろ?」 「...うん♪」 .
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