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†通り名†
『紫紺の魔術師』
紫紺とは、紫の混じった濃い青のことを言う。
黎明(れいめい:夜明けの意味)を表す色と言われ、昔から始まりを示す色とされてきた。
それと同時に高貴な色とされ、人々を統べる王の証としても知られる。
魔力にはそれぞれ色がつけられているが(例:火→赤)、全ての属性を扱う鷹夜の魔力には特定の色がない。
そのうえ召喚という特殊な能力もあるので、珍しいことに様々な色が輝きを放っている。
その神々しいまでの魔力を讃え、いつしか『紫紺の魔術師』と呼ばれるようになった。
『至宝の皇帝』
この通り名がついたのは、ギルド局長になって数年たってからである。
召喚神を従えるその姿から、天上の神の王と囁かれた。
そして誰であっても分け隔てなく接する鷹夜の性格を誰もが愛し、何者にもかえがたい宝として現国王がこの名を与えた。
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