ショートストーリーⅡ

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というよりも、こんな子供を働かせていいのか―――? かなり不可解である。 「ちなみに、こう見えても鷹夜君はすごいんだよ。 彼の魔術センスはずば抜けていて、かなり難易度の高い魔法も使用できる。 ぜひまりえも教えてもらうといい。」 「魔法を……?!」 父の言葉―――特に、鷹夜が魔法を使うことができると言ったことに、まりえは目を見開く。 それもそのはず。 年上であるまりえは、一切魔法を使うことができないのだ。 なんだか悔しいという気持ちもあるが、それ以上に興味がわいてくる。 「私も……魔法を使えるの?」 こっそりと練習はしていたのだが、いっこうに使える気配がない。 もしや自分には魔力がないのでは――― そう思っていた中呟くと、鷹夜は微笑みながら当たり前のように頷いた。 「もちろんです。 多かれ少なかれ、魔力は誰にでもありますから。 こつさえ掴めば、すぐに使えますよ。」 .
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