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あの後、なぜか理事長室へ向かった。
私達が入ると理事長は驚き気味だった。いや、そりゃそうなんだが。
伊吹さんが今までの事を話すと、理事長は口をぽっかり開けていたが、ニッコリと微笑み嬉しそうに「そうか」と言った。
生徒会正副会長達にペアがいないことをあれだけ嘆いてたもんね。
それはもうかわいそうなくらい。
その会長のペアが私であるということが唯一の悩みどころだが。
そして今、再び生徒会室に向かっている。
なんか、振り回されてる……?
そう感じているのは私だけだろうか。
…………まぁいいか。
なんかここまで予想外のことが起こるといっそ清々しい。
もう既に諦めモード突入している私はなげやり気味にそう思った。
生徒会室に着くと会長さんはノックもせずにズカズカと入っていく。
こういう所に引きをとるんだよな……私。
そして中に視線を向けると、さっきまでいた三人と女の子が二人プラスされていたことに気付いた。
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