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「…………」
私は今固まっています。
私は今固まっています。
何度でも言ってやろう、
私は今固まっています(くどい)
「…………」
こうなった成り立ちはこうだ。
バカでかいお風呂に入り頭と顔と体を洗って出た私は伊吹さんに言われた通りにクローゼットの中にあると思われる寝間着を取り出そうとクローゼットを開けた。
……そう、開けたのだ。
「………………」
私は現在進行形でクローゼットの前で立ち尽くしている。
いや立ち尽くせざるを得ない状況に追い込まれている。
「何これ」
つい声に出してしまった。
クローゼットの中には確かに寝間着らしき物はあった。
しかしそれは『パジャマ』と呼ばれる物ではない。いわゆる『ネグリジェ』と呼ばれる物だ。
黒地にキャミソールのような感じに作られている。生地は薄く、ペラッペラだ。丈は膝上5センチ位だろう。
服の所々にフリルやリボンが飾られていて可愛く出来ている。
背中はガバッとあいている。
ん?長くてわからないって?
要するに『露出が高すぎる』って言いたいんだ、私は。
とてもじゃないが寝るときに着る物じゃない。
肩はおもいっきり出してあるし丈は物凄く短い。
背中はあきすぎ。
セクシーすぎる。
第一に、風邪をひく。
その次に着るのに戸惑う。
そして着たくない。
これを私に着ろとおっしゃるんですか。
、
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