916人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃあ、ほんとのこと話すわ。ゆうととみかは…
お父さんの連れ子よ。」
「え?どういうこと?意味わかんない…」
「ゆうとが2才でみかが生まれたばかりの頃かしら?私とお父さんが結婚したのよ。2人とも小さいから覚えていないでしょう?」
「覚えていたらこんなことになってねーよ。」
「待った。…じゃあお父さんとは血がつながってんの?ママとは?」
「そうよ。勇輝たちは私が生んだけど。」
「なんで…なんでかくしてたの?」
いつのまにか泣いていた。悔しかった。
「…ごめんね。」
「なんで言ってくれなかったの?」
「ほんとだよ。みか、こっちこい。」
私はお兄ちゃんのところに行った。
抱き締めてくれた。
「お兄ちゃん…」
二人でいっぱい泣いた
これでもかってぐらい泣いた
「じゃあ、母さん行くわね。」
気まずそうにお母さんは言った。
最初のコメントを投稿しよう!