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そうしてその青い物を素通りしようとして大雅は歩みを進めた瞬間、その青い物が突然火を吹いてきたのだ。
「うわっ!?」
突然のことで驚いた大雅は雪の上に見事に倒れ込んでしまった。
大雅は驚きながら頭の中を整理して、一旦、落ち着いてから青い物の方を見た。
街灯が灯っているも、夜なのでその姿はよく見えない。
少し近づいて見ようとし時、
「…ク…ウゥゥ…ン」
と、助けを求めるように言いながらモゾモゾとこっちによってくる。
青い物は目の前までくると、ゆっくり倒れ込んでしまった。
そして大雅はまた驚いた。
その姿はまさに『龍』だった。
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