龍な序章

9/12
前へ
/94ページ
次へ
龍は胸を叩きながらジタバタもがいてる。 「…ったく、急いで食うから…ほら、飲め」 大雅は自分の飲んでいたココアをもがいてる龍に飲ませた。 するとグビグビと凄い勢いでココアを飲み干してしまった。 「あーあ、俺の分まで飲みやがって」 大雅の大好きなココアを飲み干された悲しみとは逆に落ち着いて幸せそうな笑み浮かべている龍。 大雅はいつか仕返ししてやろうと思ったが、その幸せそうな笑顔を見てみるとそんな事も忘れてしまうのだ。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1148人が本棚に入れています
本棚に追加