441人が本棚に入れています
本棚に追加
凜音視点
嗚呼
煩いな…
凜音『…白雪凜音…ついでに男…よろしく…』
軽くお辞儀をすると
頬にかかる黒髪
鳴海『席は蜜柑ちゃんの横ね?バイバーイvV』
バタンッ
凜音はため息をつくと足早に席についた
誰かが喋りかけてくる前に
机に顔を隠す
『なあなあ…!うちは佐倉蜜柑!ついでに無効果のアリスやで!よろしゅう』
さほど長くない
茶髪を二つ結びにした明るそうで
極一般的な少女
佐倉蜜柑
いや…
『あの人』の子供
凜音『…よろしく…』
女子『凜音君!アリスはなに!?』
女子『肌超白い!綺麗だね//』
その時
『まちなさーい!』
そこには
黒髪のパーマがかかった髪の女の子がいた
パーマ『凜音様にはファンクラブができましたわ!だから気安く喋ることは許されないわよ!』
すると女子達はサッと退いていく
スミレ『あたしは正田スミレといいます//よろしくお願いします//凜音様』
凜音は少しだけ
前を向いた
凜音『……よろしく』
女子『じゃあ1つだけ!アリスはなに?!』
ドクン
煩い女子達
嗚呼…だから来たくなかった
凜音『…秘密』
人差し指を女子の唇に当てる
女子『あぅ~////』
凜音ははぁ…とため息をつく
スミレ『では星階級は?』
凜音『…スペシャル』
その言葉に驚く全員
凜音はうざったそうに視線を向けた
朱い瞳をした少年に
さっきから殺気プンプンしてる…
やっぱり…
仲間なんていらない…
うざいし…興味ない…
凜音は
肩までの黒髪を
黒いゴムで結んだ
ミニドクロがついた
パンク系のお洒落なゴムだ
凜音『…僕…サボるから…』
凜音はヒョイッと机を飛び越えると
教室を出た
棗・流架・蜜柑・蛍がそれを追う
最初のコメントを投稿しよう!