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私が蓮に視線を移すと、蓮はすかさず口を開く。
蓮「結莉、空を見て。そのまま……そのままだよ。」
私はまた空を見た。
雪に視界を遮られながらも、やはり、その世界は美しい。
蓮の好きな輝く宝石たちが、この空にはたくさんある。
蓮「結莉……俺……俺……」
蓮は言葉を詰まらせると同時に、私の身体を強く抱き締めた。
目を瞑り、再び抱き合う2人。
私も、蓮の身体を強く抱き寄せた。
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