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あれから1週間が経った。
あんなに大きく構えていたスノーマンさんも、今では跡形もない。
きっと、蓮の居る空へと還っていったのだろう。
今頃また、2人で遊んでいるのかもしれない。
寒さは一層厳しさを増し、外に出れば冷たい風が容赦なく襲い掛かる。
しかし、不思議なことに雪が降ることはなかった。
空からのプレゼントは、そんなに多いわけではなさそうだ。
特別な日にだけ、特別な人に届けられるのだろう。
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