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私はマスターのその言葉に思わず苦笑いをしながら、じゃあと口を開いた。
「じゃあマスター、今日は私とお話ししませんか?」
「え?」
「まだ私は起動したばかりでマスターの事をよく知りませんし……だから今後の事も踏まえて今日はお話しませんかマスター?」
私は腰に片手を当てながら、もう片方の手を人差し指を立てて顔の横に置いて、小首を傾げてみせる。
自分で提案した事なのだけど、言った後になんだか恥かしくなってしまう。
よくよく考えれば少し出過ぎた事を言った様な気もした。
なのでこうやってわざとらしく可愛い子ぶり、冗談めかして照れ隠ししてみる。
正直言ってこんなポーズをするのもちょっぴり恥かしいのだけど。
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